劉 伯(りゅう はく 生没年不詳)は、中国の戦国時代末期から秦末期にかけての人物。伯は字で、諱は不詳。諡号は武哀侯(のち武哀王)。子は羹頡侯劉信。劉太公・劉媼夫妻の長男で、劉喜、劉邦の兄。劉交は異母弟である。若くして亡くなったため、その人となりについては全くと言っていいほど伝わっていない。しかし、その妻(劉邦の嫂)は劉邦とは相当折り合いが悪かったらしい。劉邦が沛で亭長をしていた時期の或る日、劉邦が実家に友人を大勢連れて来たが、嫂(劉伯の妻)は、手に持っていた鍋の底をガリガリ(頡)と聞こえよがしに擦って、何も出さなかった。後で、劉邦がこの鍋の中を見ると羹が残......
劉 伯(りゅう はく 生没年不詳)は、中国の戦国時代末期から秦末期にかけての人物。伯は字で、諱は不詳。諡号は武哀侯(のち武哀王)。子は羹頡侯劉信。劉太公・劉媼夫妻の長男で、劉喜、劉邦の兄。劉交は異母弟である。若くして亡くなったため、その人となりについては全くと言っていいほど伝わっていない。しかし、その妻(劉邦の嫂)は劉邦とは相当折り合いが悪かったらしい。劉邦が沛で亭長をしていた時......